はつらつといきる

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アクタージュの感想とそれに付随する思い出

アクタージュという漫画が今、週刊ジャンプで連載されている。

僕は友人におすすめされてしばらく忘れていて、まあ演劇(役者)を題材にした作品だからどうせジャンプでは人気出なくてあっという間に終わっちゃうのかな、とか思っていたんだけど(大好きだったソウルキャッチャーズも最終的には打ち切りみたいなもんだったし)、どうやらそんなこともなく、また激アツだという話を聞いて1巻だけ買って読んだら、次の日には既刊5巻まで読み終わっていた。

主人公である夜凪景は早くに母を亡くし、妹弟と暮らしていた。母の喪失から映画などの作品の世界に逃避するようになった景は、いつの間にか自分の思い出通りの感情を演じることのできる「メソッド演技法」を身に着けており、たまたま出たタレント事務所のオーディションで映画監督である黒山に目をつけられる。黒山は凄腕の若手映画監督であり、景は黒山のコネでテレビのCM、映画、演劇などを経験しどんどん役者として成長していく…というのが物語の本筋である。

基本的に芝居の天才だが未熟な主人公が役者として成長していく話。でもそれだけではなくて、景と関わるに連れて影響されて成長していく名脇役たちがいっぱいいて、それぞれが魅力的だった。

特にアツいなと思ったのが、4巻あたりから始まる演劇編の星アキラくんにまつわる話だ。今まで「正しい演技」を揺らがずに演じてきた(=役になりきれなかった)彼が、もうほとんど登場人物と化している劇団員たちしかいない演劇でどう殻を破るのか。5巻の最後では彼が役を演じながら自問自答したり揺らいだりしている様子が描かれており、そこで終わっているので正直続きが気になってしょうがない。でもコミックス派なので待つ。

読解力がないだけなのかもしれないけど、意味をちゃんと理解するのに何回か読み直さないとわからなかったりするところもあって、ちょっと現代文の物語読解をしている感じでもあったな。アキラくんも「まるで自分だけが服を着ているような」みたいなこと言ってるし。

そんな難しく読み込まなくても、フィーリングでちゃんと楽しめる作品なのでみんな読もう!僕はこの作品に出会えてよかった!

 

 

で。これが今回一番書いておきたかったことなんだけど、さっき出てきた「演劇編」で三坂七生というキャラが出てきて、この子がどストライクだっていう話がしたいんです。

三坂七生は劇団員の一人で、目つきと目が悪く、口が悪く不細工だった中学時代に劇団を仕切る巌というすごい人の劇を見て劇団に入ったという女の子(23)。目つきが確かにきつく、大きめの眼鏡をかけているがそれを外し、髪を下ろすと美人である(という描写がある。)。あとそばかすがかわいい。詳しくは検索してくれ。

もう見た目の設定だけでたまらん。目つきと目が悪いからデカイ眼鏡をかけざるを得ないけど結局美人っていうのとか、みんなに嫌われてるからブスだって思っちゃってた(そうだと思いたい)ところとか、かわいすぎるんだよなあ。、

ここから更に気持ち悪い話なんだけど、多分中学のころちょっと好きだった人と似てるんだよね。

その人は演劇部に入っていて(!?)、顔面は今で言えば上坂すみれさんの目をきつくした感じで、あと三つ編みでまあまあデカイ眼鏡をしていた。

もちろん口も悪くて、なんかちょっかいを掛けてきてはお前の顔カマキリみたいだな!wってよく言ってきてた。僕は馬鹿だったので、ドSな女の子……良い……みたいな感じでまんざらでもなくなっててアホなのかなと今となっては思うんだけど、まあ馬鹿だったのか。

ちょっと好きだったし、休み時間に一緒に落書きする程度には仲が良かった(?)んだけど脈がなさそうだったのでそのままだった。今は何をしてるか知らない。

っていう、話がしたかっただけです。