はつらつといきる

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タイムストーリーズ[感想編]

最近やっぱりツイッターの140字の連投で記録を残すよりブログとかの長い文章を書けるところに感想を残したほうがいいな…と思い再度書き始めようかなという訳でぼちぼちやっていこうと思います。

今回はタイムストーリーズについて。ネタバレはしません。

特にゲーム内容を上手く説明するつもりもないので、書き残したいことを書き残していく程度に書きます。良い説明はボードゲームSNSにいくらでもあるでしょ。

つい数日前に旧拡張2種の再販に加え、新拡張2種が発売されましたね。自分は結局買えてないのですが品切れによる高騰を考えると早く確保すべきなんでしょうね…まあいいや…

ゲームブックボードゲームとして提供する

ゲーム概要を見た時点でまず思ったのはこれゲームブックだよな。ってことですよね。

ゲームブックって今だと小さい子が自然に導入される機会ってないのかな。あんまり覚えてはいないんだけど、かいけつゾロリみたいな感じの装丁の本でよくゲームブックがあった気がする。(ゲームブックについての説明って大丈夫ですよね?ゲームブックにリンクかかりますよね?)

最近もTRPG書籍に混じって出版されてたり同人で作られたりしていますね。これは結構前だけど「キャット&チョコレート」の派生として「魔女館からの脱出」、リットーミュージックから「人狼村からの脱出」が出てたりするし、来年発売の「ドラゴンズクラウン・プロ」にも初回限定特典としてデジタルゲームブックがついてくるらしい。めっちゃほしいけどもうこれゲームブック名乗る意味あるのか。

話は逸れましたが、このゲームはそのゲームブックのエッセンスをしっかり持っていてプレイしてみて非常に懐かしい気持ちになりました。

地図から行ける場所を選び、カードの山からその場所に対応するカード群を抜き出して並べる。そのカードごとに裏面にそのポイントに関する文が書いてあり、プレイヤーに様々な選択を迫ります。ね、ゲームブックでしょ。

でもそれだけではなく、場面を絵の繋がった複数のカードで表現することで、気になる場所をポイントして調べていくようなアドベンチャーゲームに近いプレイ感を彷彿とさせられました。カードが更新地図になってたりするところとかも意味もなくワクワクしたしこれはこのゲームらしいところだなと。特殊ダイスもボードゲームならではだなという感じでテンションが上がる。

また複数人でプレイできるという点がゲームブックとの経験としての大きな違いなのではないでしょうか。

話や謎解きについて

僕は地理選択だったので舞台である1921年ごろのパリについてはよくわかりませんが、お話はいい感じにおどろおどろしくて楽しかったです。

舞台は事実上の精神病棟、そんなところで何も起こるはずがないわけもなく…という感じでしょうか。説明は一切してませんでしたが、プレイヤーたちはその精神病棟の患者の一人として生活している人間の中に人格だけ飛ばされ入っているという設定です。BLEACHのコンみたいな。なので適度なロールプレイをしながら進めるのもたのしいかも。

オチ自体はどんでん返しがあるようなものでもなく、よくあるホラー?だなーといった感じでした。

謎はなかなか一筋縄では行かない物が多く、歯ごたえがあり楽しかったです…

このゲームではポイントをチェックするのにTU(タイムユニット)というものを消費するんですが、まあこれがつまりタイムリミットを表していてこれが尽きるとゲームが強制終了します。謎で突っかかって色んな所にヒントを探しに行くとそれだけでポイントが尽きてゲームが終わる。ひどい。

再チャレンジも出来るんだけれど、クリア後の評価に関わってきたりするので、できれば再試行なしでクリアできるといいんだけど自分にとっては初見クリアは無理な難易度とルート分岐でしたね。あれ初見でクリアできる人アドベンチャーゲームうますぎないかと思う次第です。

 

というわけで、買い切りなのがちょっと痛いゲームですが、誰かと一緒にゲームブック追体験できるというのもなかなかない経験であると思うので、かなりおすすめなゲームです。